ある重さのものを水平に引っ張った時、動き出す時の力を最大静止摩擦力と言いその摩擦力を重さで割ったものを最大摩擦係数といいますね。つまり100Kgのものが50Kgで動けば0.5ということになります。
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機械工学便覧から、身近な物質の摩擦係数をあげると、
・鉄vs鉄 … 0.52
・ゴムvsゴム … 0.5
・鉄vs氷 … 0.027
・スキーvs雪(0℃) … 0.08
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ということで前置きはこれくらいで、バナナの皮のお話です。
北里大学の馬渕清資教授が
「バナナの皮はなぜ滑るか?」で昨年イグ・ノーベル賞を受賞しました。床に落ちたバナナの皮を踏んだときにバナナの皮と床の間の摩擦係数が0.06ということです。
これってスキーvs雪よりもすべるということ?! 、
ただし、新鮮なバナナの皮が下向き(身が入っていた部分が下)である条件がつくそうです。
くれぐれもバナナの皮は気を付けて踏んで下さい。